地方の山猿だった私が横浜に住むようになり、
山下公園や中華街は、学校帰りや、時にはお昼休みに、
食事や憩いで過ごした思い出の場所です。
そして、人生初めて経験したアルバイトは、
ここ山下公園前にある「神奈川県民ホール」での受付、チケットもぎり嬢でした。
お仕事内容は、入口でのチケットもぎり、客席へのご案内、パンフレットセットの作成、配布、
曲間の扉の開け閉め、など。
このお仕事は、演目の曲を知らないと、遅れてきたお客様を「1楽章と2楽章の間に扉を開けてご案内する」ことはできませんし、
受付ですから、マナー、コンサートにふさわしい服装、立ち居振る舞い、も必要になります。
私はアルバイトというのは、後にも先にもこれしか経験しませんでしたが、
それでも「お仕事をして、報酬をいただくことの大変さ」は学ぶことができました。
ここ神奈川県民ホールは、一般のお客様用のエレベーターがなく、
最高階席へのご案内は階段、階段、また階段・・・!
そこを、お客様をご案内する為に、ハイヒールで何度も往復したり、
ずーっと立ちっぱなしですから、毎回足はパンパン!
それでも一流の様々な世界中のオーケストラやアーティストの日本公演を、
いつでも間近で聴くことができたことは、
音楽学生にとりお得感満載のアルバイトでした(しかもバイト代をいただきながら❤)。
そんな思い出の詰まった神奈川県民ホールは、3月31日で閉館。
先日、最後にお別れをしてきました。
こうして自分の軌跡を辿る機会があると、
様々なことを思い出し、なんだか最近(頑張りすぎた、もう楽になりたい・・・)と、
この一見能天気そうなこの私が、まさかの後ろ向きになってしまうこともあります。
昔も今も、練習しなきゃ、勉強しなきゃ、これもしないと、あれもしないと、
と常に追われて追われて、という生活だったなあと。
それゆえに犠牲にしてきたこと、二の次にしてきてしまった事、などが多くあったなあと。
(もちろん、得たものも同じくらいあったあった!!)
目の前の山下公園は桜が満開。
ランドマークタワー開業時、まだ学生の身分ながらも専属ピアニストに抜擢され、
学校帰りに演奏したその後や、
この県民ホールでのアルバイトの帰りに、山下公園からシーバスで移動、なんて時もありました。
まだ開業当時は、みなとみらい地区はランドマークタワー以外は何もない平地だったんです!
なので、山下公園が癒しの場でした。
楽しい思い出、つらい思い出、甘い思い出、悲しい思い出。
この山下公園~みなとみらい、は、
私の生きてきた思い出、頑張ってきた感情のすべてが詰まった思い出の【聖地】です。
私には特別な、特別な場所。
県民ホールも、ランドマークタワー上層階のロイヤルパークホテルも、
みんな綺麗に変身して、戻ってきてね!
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