私がピアニストとして演奏活動をしている場所の一つに、ご高齢者施設があります。
このコロナ禍で、誰もがこれまでの「当たり前」が「当たり前ではなくなる」という事態に戸惑う日々。
それは、ご高齢の皆様も全く同じです。
どこの施設でも、ご家族との「対面のご面会」は禁止、
外部講師の方々のご来館も、すべて規制されてしまいました。
ご入居の皆様は、皆様で歌を歌ったり、講師の先生のもとで様々なアクティビティを楽しまれたり、
お食事の時に楽しくお話したり、
という「当たり前」の生活が規制されてしまい、
私から見ても、皆様、明らかに次第にお元気がなくなり、認知症が進まれてしまう方もいらして・・・
胸が詰まる思いでした。
このような中、私にできること、私にしかできないこと、
それは私のピアノの音色で、皆様をお元気にすること♪ お癒しすること♪
ピアノの音というのはテレビにはない高周波の音(テレビは中周波)で、
これはご高齢の方々に限らず、赤ちゃん~大人まで、人間の脳に様々な良い影響を与えます。
(このことについては、また今後、記事にしていきますね)
お食事やカフェの時間にBGMとして、
またはピアノコンサートとして(マイク持たせたらトークも得意(^^)v)、
演奏をお届けすると、皆様、途端にご表情も、お顔色も変わられ、中には涙ぐむ方も。
コロナ禍で、感染予防の観点から、どうしても外部と遮断せざる得ない期間が長期にわたり、
次第に皆様「感情」を表現することが、難しくなってきていたのかもしれません。
涙を流されるというのは、ピアノの音色によって情動が働き、感情が蘇ってきた証拠です。
音楽療法の一つです。
『 いや~本当に、ピアノの音色って、素晴らしいものですね、
それでは さよなら さよなら さよなら 』
← 古っ!!お分かりになられます・・・?(笑)
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