今年も、受験生の生徒さんから、次々と結果の報告が入る時期になりました。
小学校お受験、中学受験、高校受験、大学受験、(なぜか世の中、小学校受験には「お」をつける・・・(笑))など、人生には様々な関門があります。
ご本人の努力はもちろん、ここに至るまでのご家族様の協力は、本当に大変なものだと思います。
私からいつも話すことは
「スポンジと同じで、脳も柔らかくしておかないと、勉強も吸収しにくいと思うよ。
ピアノは10本の指を刺激するので、脳をまんべんなく刺激するの。
だから疲れたら、少しでも良いからピアノに触れてみてね」。
東大生の7割が、ピアノを習っていたというデータは、ニュースでも何度か取り上げられています。
実は、私自身、大学時代、友人に誘われて『東京大学ショパン研究会』というサークルのコンサートに行ったことがありました。
もう、ビックリ・・・!!演奏に必要な曲の分析力、理解力、想像力などが、もうピアノ科の私たちが唖然とするような、素晴らしい演奏ばかりでした。
演奏会後に話を聞くと「受験までピアノは行ってましたよ」「塾でも試験前日はピアノと、足裏マッサージを薦められました」と。
ニュースのデータは本当なんだ!と実感しました。
長年、多くの生徒さんを見てきまして、ピアノや他のお稽古事、部活など、
塾以外のこともバランスよく続けている生徒さんは、ご本人の希望の結果を導くことができているように思います。
こんな私の話を取り入れてくれているのか、私の生徒さんは、いつも受験日のギリギリまでレッスンを休まず、来てくれます。
さすがにこちらの方が心配になり「お休みしてもいいよ?」とお声掛けても、
「いえ、大丈夫。だってレッスンを休んだとして、じゃあその時間に家でどれだけ集中して勉強進めれるか、って言ったら、大して進めれないと思う。きっと家ではちょっとぼーっとしたり、テレビやゲームしただけで、あっという間に時間は過ぎちゃうし。ならば、レッスンに来て、こうして先生と話したり、ピアノ弾いてリラックスした方が、帰ってから、逆に集中できるから」と。
受験勉強は、単にその学校に入学する為だけの学びではなくて、
「時間の使い方」「時間の配分の仕方」を学ぶ機会でもあるんだなあと、つくづく生徒さんから教えていただいています。これは将来、社会人になってからも、必ず必要な要素ですよね。
小学校受験(あっ、お受験)、中学受験が終わり、さあ、高校も、大学も、これからの方もいますね!
試験前日は、ピアノがある人は鍵盤を、ピアノがなくても、机上で10本の指をしっかり刺激してあげてくださいね!
頑張って!!!!
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