この2年近く、コロナ禍で子供たちの楽しみしている行事に影響が出てしまうことは、
お教室を主宰している先生方にとっても悩みの種です。
ピアノの発表会も、過去、2度も延期になったこともあり、
私も近辺の学校の感染状況や、毎日の感染状況のニュースには、いつも食い入るように見てしまいます。
今回の発表会もご欠席の方が出ず、なんとか全員、元気に当日を迎えてくれますように!
今回も当教室恒例である、本番前の『試演会』は行いません(密は避けられない為、行うことができません・・・)。
でもちょっとした工夫で、お家でも、試演会のような緊張感の生まれる状況は作れます。
いくつかご紹介しますね。
私が大学時代の実技試験前や、
プロになってから結婚披露宴の大事なシーンでの演奏(新郎新婦入場や、ケーキカットの瞬間)を控えている時に、部屋で一人でせっせとしていた方法です。
①人形や、ぬいぐるみを並べ、お客さんになってもらう。
そして「 お辞儀~演奏~お辞儀 」と、ビデオを撮りながら、本番さながらの演奏をする。
このシュミレーション、イメージトレーニングを何度も何度も重ねました。時にはフロアライトや懐中電灯を自分に当て、舞台照明の真似をしたり。
(ぬいぐるみ客や人形客、の良いところは、どんなに自分では納得できなかった演奏の時でも、
表情が変わることなく、ニコニコとしていてくれるところ(笑)!これ、案外、励まされますよ^^)
②今の時代ならではですが、お友達、おじいちゃんおばあちゃんなど、とオンラインでつなぎ、試演会をしてみる(人に聴いてもらうことで、いつもの慣れてしまっているご自宅での演奏の雰囲気が、ピリッと緊張感あるものに変わります)
③日頃から「私が一番上手!」と自分に言い聞かせる
プロだって、怖いものは怖いし、緊張もします。いや、プロだからこそ(ミスタッチは絶対許されない。失敗したらホテルの信用もなくし、当然、契約解除になります)の責任がのしかかりますから、恐ろしく緊張します。
そんな時、やはり【 納得できる演奏をするには、 納得できる練習を積む 】!!
これしかないと思います。「緊張」に勝つには、やっぱり「練習」しかないんですよね。
発表会では、緊張しているのは自分だけじゃないから大丈夫。周りのお友達、み~んな緊張しているから大丈夫!
当日「これだけ練習したのだから、もう絶対神様は味方してくれる!」と自分で言えるように、
あと少し、頑張りましょうね!!
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