私がピアノの仕事をしているというと、老若男女問わず、大変多く聞く言葉。
「自分も昔ピアノを習っていたけど、練習しないと母親に怒られたし、先生も怖かったし・・・
だんだん嫌になって辞めちゃいました」
なんて もったいないことでしょう・・・!
ピアノに限らず、楽器の先生が怖い、というのは割とよく聞くお話です。
それは、芸術の世界に進んだ先生というのは、先生ご自身が大変な努力をされてきているからです。
幼少期から遊びを我慢し、厳しい厳しいレッスンに耐え(時には涙を堪えながら・・・)、
一発勝負の実技試験やコンクールをやり抜く精神力も、体力も、気力も必要になります。
ですので、ついついその経験から、上から目線で「教えてしまう」先生が多いのかもしれません。
ご自身ができるから、「なんで弾けないの?!」と思ってしまわれるのでしょうね。
(弾けるようになりたいから習いにいらしているのに・・ねえ)
お子様に必要なのは、まずは楽しさ、興味をもってもらうこと。
ゲームでも遊びでも、楽しいからもっとやりたくなるわけで、
興味があるから「次はこうして対戦してみようよ」と考えて、
よく公園の片隅に集まり、ピコピコとゲームに夢中なっているわけです(笑)
ピアノも同じ。様々な方面から興味を持たせてあげるように導いてあげること、
それがおできになる、人間としての幅を持ち合わせているのが良い先生だと思います。
私はよく(今日はあんまりピアノの気分じゃないのかな?)と察した生徒さんの時には
「鑑賞タイム🎵」として、色々な曲を、目の前で生演奏でご披露しています。
そのとたん「あー!!これ○○の曲だ~!」「これもピアノで弾けるの~?すご~い」
「なんか超~キレイな曲!」「はあ~癒される~~」等、みんな自然に言葉を発しています。
そうなんです!これでいいんです!こんな感想を自然に口にできるなんて、言葉に発することができるなんて、とっても素晴らしい!
そして、私は生徒さんとたくさんお話もします。
実はこれも私の大切なレッスンの手段。みんな私のアホな話にゲラゲラ笑い、気持ちをほぐしたところでレッスンをしています☆
一緒に音を楽しんで、一緒にお話しを楽しむ、そして一緒に技術を向上させる、
この「共感」作業に、怖い先生は必要かしら・・・?
上から目線は必要かしら・・・?
うちの子は音楽が好き、ピアノに興味がある、でもどこのお教室にしたらいいのかな・・、
どんな先生かな・・・・とご不安な時には、
是非、様々なお教室の体験レッスンにいかれてみてください。
私も体験レッスンの時にはいつも
「どうぞ、私の上から下までじっくり観察していってくださいね(^^)」とお話ししています。
上達する一番の近道は、「相性の合う先生、大好きになれる先生を見つけること❤」
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