母校訪問

その他

先日、久しぶりに大学時代の友人と、母校を訪れる機会がありました。

実に○○年ぶり!!

私の頃は1年2年は緑園都市キャンパス。

その名の通り、緑に溢れ、礼拝堂に鳥のさえずりが響き渡る、綺麗なキャンパスです。

授業の終わりに流れる校歌のチャイムを久しぶりに聴いて、思わずジ~ン・・・・・(涙)

1年2年の実技試験の時と、3年4年は山手キャンパス。

こちらは言わずと知れた横浜の山手通りにあります。

音楽棟校舎の最上階の教室からは、まだ当時、建設中だった『横浜ランドマークタワー』が日に日に積み重なっていく様子や、観覧車と海も見えました。(ちょうどその頃、「今度オープンする『ランドマークタワー』の専属ピアニストをお願いできませんか?」というオファーをいただきました)

元町を「下界」と呼び(笑)、一度お昼にランチを食べに「下界」に降りると、もうあの強烈な坂を

ハイヒールと、ワンピースと、日傘姿で再度上る気にはならず、

「午後の授業は・・・・・・もういいわね!(訳・・・さぼる)」となるのが定番^^;

3年4年は1対1のレッスンが多く、私の専攻のピアノはもちろん、声楽、パイプオルガン、バイオリン、フルートも全て教授の個人レッスン、実技試験もありました。

他にも教員免許取得科目など学科科目も多く、時には一日20時間を、練習や勉強に費やすような日々でした。

厳しい厳しいレッスンに涙を堪えながら「下界」に降りた後は、友人と帰りに中華街でコースを食べたり、

山下公園から横浜駅までは「シーバス」という小型船で移動して、気分をしっかり切り替えて、

帰宅後、また深夜まで練習と勉強に励む毎日・・・・・。

学内演奏試験、卒業演奏試験が行われた『フェリスホール』は今も健在でした。

私たちの汗と、涙と、鼻水と・・・・がしみ込んだ思い出の場所です。

(余談ですが、よく「ピアノの先生っぽい」人って、なんか姿を見るだけで、わかりませんか?

私もよく言われます(笑)それは何故か・・・・・・

大学時代、いえ、その前から、音楽に進む人は常に1対1で先生にご教授いただいています。

服装、身なりというのは、自分と接する方へのマナー、という意識が自然と身についているのです。

だらしない姿で接したら、それは「私はあなたのことを、この程度の姿で接してよい人と思っています」ということになる、と幼少期から暗黙に教えられてきたのです。

決して高価な服が必要とかでは全くなくて、身なりをしっかりすることが、自分と接する方への敬意だと、私は今でも思っています。

そんな大学生活で身に付いたことは(あっ!授業をさぼる知恵ではなくて!)、

社会に出て、ピアノでお仕事をする上で、大きく役立っています。

政治家が集う大手のホテルからパーティー演奏のオファーが来たり、

時には当時の皇太子様・雅子様がお忍びでお越しになられた場での演奏をさせていただいたり・・・

やはり、身なり、話し方、仕草、なども、改めてプロピアニストとしても、教育者としても、

大切な要素だと、今でも常に思っています。  余談でした!)

今回ご一緒した友人は、大学入学前から通っていた附属からの友人。

彼女とはその後も、およそ3か月に一度、一緒に海外に出掛けた仲。

色々な国の思い出話に花を咲かせました。

こう書くと、随分セレブリティに聞こえますが・・・・・・・いえいえ、全く!とんでもない!!

「昔は航空代金も、旅費も今より、断然安かったわよね‥‥今ではとても、とても、行けないわ・・・・」「そうそう!今では1円でも安いスーパーをはしごする生活!(笑)」

更に「最近腰が・・・」「血圧が・・・」「シワが・・・」「白髪発見!」と老い自慢^^;

でも、久々に気持ちだけは、女子大生に戻った、大切な時間になりました☆

フェリス女学院大学

みんなでよくお茶していた、フェリス生憩いの場『えの木てい』。

ここの紅茶のシフォンケーキが思い出の一品☆

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