今、ところどころに増えてきたストリートピアノ。
駅構内や、通路など、さりげない場所、
でも多くの人が行き交う場所に、どなたでも弾くことが可能なピアノが置いてありますね。
私もよく目にし、気になりつつ、
（でも・・・こういうところは、普段人前で弾く機会がないから人前で弾いてみたいな！という方が、
楽しく、そしてさりげなく弾いて、周りの人も楽しむ場だから・・・・
それを生業としている私が弾いても・・・・なんか・・・・さりげなさがないし‥‥
純粋さがなくて野暮・・・・・）等、
くちゃくちゃ考えてしまい、いつも通り過ぎるだけでした。
ところが・・・・先日、とあるところで偶然目にしたピアノは、
ドイツのピアノメーカーで一流の名器である「ベヒシュタイン」！
（わっ！弾いてみたい！響かせたい！音が聴きたい！タッチを感じたい！）
と欲望を抑えきれず、周りを一応キョロキョロ見てから（←近くに知り合いがいないかを気にする小さな自分（笑））
さっと椅子に座っちゃいました。
せっかくならばと、その場にふさわしい一曲を弾いてみると・・・
う～～～ん！音の立ち上がりが早い！音の透明感最高！
タッチによって音に表情もつけやすくて、
なんて気持ちいいのーーーーー！！
ってことで、吹き抜けの上まで響かせて、気持ちよく一曲弾ききってしまいました♪
吹き抜けと言えば、１７年間専属ピアニストをしていた横浜ランドマークプラザでも５階までの吹き抜けの中心で弾いていましたから、
その時代を彷彿させるような響きの記憶が一瞬蘇りました。
これまで、学生時代含め、多くの一流ピアノメーカーのピアノを弾く機会がありましたが、
やはり「相性」があるんです。
このピアノは私の好みで、しっくり指に入り込み、弾いているととにかく気持ちがいい！
その結果「さりげなく」のはずが、結構目立っちゃったので・・・
なんだか恥ずかしくなり、すぐその場から立ち去りました・・・！
（↑私、結構、小心者・・・＾＾；）
髪型も整えておらず、コート姿で演奏するのも初めて。
それにしても、まさかストリートピアノに世界的名器が置かれているなんてビックリ！
初めから私の職業を知っている場ではなく、
ただの通行人として、お互いが誰も知らない場での演奏の気楽さ＾＾
私、これ、ハマりそうです・・・・・！
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