恩師追悼コンサート

演奏活動

昨年9月のブログでアップしましたが、

昨年卒寿のお祝いを盛大に行いました私たち大学のピアノ科恩師が、

残念なことに、今年の春、天にお帰りになられました。

私たち門下生は、生前から「来年の先生のお誕生日には、

先生のお好きなショパンのプレリュード全24曲を、門下生でリレー演奏しましょう」と企画しており、

先生も楽しみにしておられました。

先生の訃報に悲しみにくれていた私たちは、

当初「先生に事前にレッスンで見ていただけないままステージに上がるのは不安」という声もあり、

開催を悩む時期もありましたが、

門下生が集まり、みんなで演奏をすることが、一番先生がお喜びになること、と思い、

当日を迎える運びになりました。

門下生で集まり、先生を想い演奏し、先生を想いおしゃべりし、

時に涙、涙し、時に「そんなこともあったわね!」と先生のエピソードで笑い、

最後に全員で讃美歌を歌い、とてもあたたかな時間となりました。

先生からの形見分けとして、

門下生に先生の莫大な量の楽譜をお分けいただけることになりました。

私たち門下生は、他の門下から驚かれるほど、縦の繋がりが本当に深く、

短大時代(昔、音楽学部は短大でした)の先輩方から、先生が御退官されるまでの後輩まで、

同じ恩師のもとで学び、共通の努力をした仲間は、本当にかけがえのない存在であり、

私たち門下生は、全員、フェリス生として、先生の門下生として、常に誇りをもっています。

門下生が集まると、言葉使いにしても、雰囲気にしても、心のホームに帰ってきたような、

本当にホッとする感覚があります。

私は、素晴らしい後輩様方に支えられてばかりの、まったく使えないプチ幹事ですが、

これからも先生の御心を胸に、門下生の一員として、

ピアノで生きていこうと改めて決意したのでした。

各学年時の実技試験課題曲、学内試験演奏会曲、卒業試験演奏会曲、

卒業後のデビューリサイタル曲など、

今はなかなかゆっくりじっくり練習することができていませんが、

よし、これは、老後の課題にしよう!!

と心に決めた、コンサートのトークネタ「自称永遠の28歳❤」なのでした。

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